以下の図を用いて説明します.
ビジョンベース型AR
は画像認識型ARとも呼ばれ,AR研究が始まった初期から存在する王道のAR手法です.
左にある黒い四角の中に黄色い円がある画像はARマーカー
と呼ばれる,スマートフォンが情報を重ねあわせる為のトリガーとなる画像です.
ARマーカーは一般的に紙に印刷され,適切な光量のある屋内で使用されます.
アプリ側では,「ARマーカーを認識すると中心にスマイリー,右上にハートの画像を重ねる」といったプログラムを作ります.
アプリを起動した状態でARマーカーにカメラをかざすと,右図のように黄色い円の上にスマイリー,そしてハートの画像が重なります.
つまり,ビジョンベース型ARは特定のARマーカーを認識したときにAR体験を提供する手法
と言えます.