OpenCVとは?

概要

OpenCVとは,オープンソースのコンピュータビジョン(CV:Computer Vision)ライブラリです.

オープンソース 【 open source 】 オープンソースソフトウェア

OSS / Open Source Software オープンソースとは、ソフトウェアの設計図にあたるソースコードを、インターネットなどを通じて無償で公開し、誰でもそのソフトウェアの改良、再配布が行えるようにすること。また、そのようなソフトウェア。

IT用語辞典 e-words「オープンソース」から引用

ライブラリとは,便利なプログラムをまとめたセットの事を指します.

例えば,OpenCVには以下の様なプログラムがセットされています.

  • 顔認識用プログラム
  • カラー画像を白黒にするプログラム
  • 読み込んだ画像の輪郭だけを抽出するプログラム

これらのプログラムは,自分の手でプログラムするには余りに面倒です.

ここでOpenCVライブラリを使うことで,セットされているプログラムの中から使いたいものを選び,コードの中に組み込むことで簡単にプログラムが書けるというわけです.

また,OpenCVはオープンソースですから,ソースコードを見ることで画像処理のプログラムの構造を勉強することもできます.

OpenCVは比較的多くの本やドキュメントがあるので,プログラミングを行うときは調べれば情報が見つけやすいです.

しかし,卒業研究やスマートフォン向けアプリを作る際はそう簡単にいかないかもしれません.普段からコードを読む癖を付けておくと良いでしょう.