AR Lecture of Unity

作るものをイメージしよう

今回は先ほど学習したビジョンベース型ARの手法を用いてARアプリを作っていきます.

イメージとしてはズバリ

  • スマートフォンのカメラを初音ミクの画像にかざすと,初音ミクの3Dモデルが現れて音楽に合わせてダンスをする

です!

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このイメージを実現するためにはどうすればいいでしょうか.

まずARコンテンツ(ここでは初音ミク)の材料が必要ですね.

  • 初音ミクの3Dモデル
  • 音楽データ
  • ダンスの振り付けデータ(モーションデータといいます)
  • ARマーカーにする画像

ここで使用する初音ミクのモデルデータはMikuMikuDanceと呼ばれる3DCG作成ツール向けに制作されたものです.そのままでは本日使用するソフト・Unityへ持っていく事ができませんから,データを変換する必要があります.

  • MMDデータをUnityでも扱えるように変換するプログラム

無事モデルデータを変換することができたら,これをARコンテンツとして表示させるためのプログラムが必要になります.

  • 画像をARマーカーとして使えるようにするプログラム
  • ARマーカーを認識した時に何を表示するか決めるプログラム

以上の材料を準備すればARアプリは作成できるでしょう!

では,早速演習に入りましょう.